2016年12月5日月曜日

美しいブルーダイヤモンドのリング

A marquise-cut, 4.29-carat, fancy vivid blue, internally flawless diamond ring fetched $11.8 million at the Magnificent Jewels sale. That translates into a price of $2.7 million per carat.
Rapaport Newsより

11月の香港におけるChristies のオークションで落札されたブルーダイヤモンドのリング。
4.29カラットでUS1180万ドル、$=¥113換算して13億3340万円、1カラット当たりの価格は3億51万円。
画像で見るように正に透き通るようなFancy vivid Blue,Internally Flawless の逸品です。

この日のオークションでは5カラット以上の天然グリーンダイヤモンドも出品され、ChowTaiFook が落札したようです。

ダイヤモンドの品質評価~世界のスタンダード

 ダイヤモンドジュエリー、とりわけ婚約リングには良質のダイヤモンドが使用されます。何といっても人生の大事な節目にふさわしく、一生の記念にする為です。
恐るおそる宝石店やデパートの売り場を訪れますと、店員さんが色々と説明をしながら商品を見せてくれます。
その時に必ずと言って良いほど説明が有るのがダイヤモンドの品質=言うならば価値を決める基準=についてです。
そう、皆さんもお聞きになった事がある、”4C”あるいは”4つのC"というものです。
1970年以降に、GIAシステムによる4つのCの概念は急速に普及し、今ではすべてがこの方式に従って取引のあらゆる段階で採用されています。


もっとも大事なものがCUT=カットグレード=です。
左のづにある様にダイヤモンドの全ての項目について検査をします。
このダイヤモンドが100%光を反射する理想的なカットとなっているかどうかを合理的に判断をし、真の重量を割り出します。
つまり、1.00カラットの重量が有っても理想的なカットにしたん場合は0.86カラットになってしまう、という事を検査により調べるのです。
その減点の度合いにより、ExcellentからPoorまでのランク付けをします。


 次にClarity=透明度を検査します。
ダイヤモンドの外部及び内部に有るクラック=かけやひび、内部にある不純物、これらの大きさや位置などを調べます。
もちろん理想的なものはこれらの傷や不純物が有ってはなりません。輝きに大きな影響を与えるからです。
美しさを犠牲にして大きさを優先させていることになるのです。
此れも程度により段階が付けられます
Flawless~Internal FlawlessからImperfect 3までのどれかの評価がされます。


  次にColor=無色からイエローまで=の度合いを調べます。
決められた環境=常に不変=のもと、基準になるマスターストンと比較しながら決定されます。
DiamondのDを最高としてアルファベットのZまでのどこかのレベルに決定されます。
 そして最後にCarat =重量=を測ります。
密室で1気圧の環境下に強固な土台の上に設置された精密な秤で測定されます。
1カラット=0.2gですが、測定では0.001カラット=0.0002gまでの単位まで測定されます。



これらの検査結果を基にGIAではDiamond Grading Report というものを、発行しています。

いわゆるGIAの鑑定書と呼ばれるものです。

このシステムは実に科学的合理的な為に、GIAで勉強し、Gこの技術をマスターしたGGにより、またたく間に取引の現場で適用されるようになりました。
そしてこのGIA方式=GIAシステム=を取り入れてダイヤモンドの鑑定書を発行する会社が世界中に数多く出現されたのです。
それらの鑑別所には必ず、次の様なコメントが記載されています。
「GIA基準に準じています」
つまり、GIAが検査したものではなく、あくまでGIA基準に準じたものですよ、ということです。
良く意味が分かりませんね。
GIAの4Cの基準にのっとって検査していますが、あくまで目安ですよ、ということですね。

さらに悪質な業者はこの品質を故意に底上げして、実際の品質以上の結果を表記することが行われ、日本も含めて世界中で告発されるようなこともあり、余りに悪質な業者は倒産した会社も有りますし、いまだに営業をしている所も有ります。

つまり、最高品質なダイヤモンドとしてよく目にする表記、
D-color
Flawless or Internally Flawless
Excellent Exceleent Excellent (Triple Ex)
というのが本当に信頼できるのはGIA発行のGrading Report以外にはない、という事なのです。
著名なオークションで落札される○○億円というダイヤモンドは例外なくこのGIAのGrading Reportが裏付けとして取られています。
そしてこのGIAは世界で最も倫理的企業として認定されている企業であり、アメリカの公正取引委員会やFBI、裁判所などから客観的な判断を必要とされる特には必ず指名される機関なのです。

つまり4CはGIAがGIAの基準により使用しているものですので、これ以外のものはあくまで”基準に準じたもの”ということであり、鑑別期間により差異が出る可能性があるので、最高の信頼はできない、あくまで“目安”にとどまってしまうからですね。

資産あるいは投資としてのダイヤモンドの保有を考えるとき、GIAのReportは必須のものですね。


不動産、金融商品、そして預貯金など、最近は国債のデフォルト、資産凍結(預金封鎖など)、課税の強化=遺産相続税など=がささやかれるようになり、個人の資産を守る為には今までの対策だけでは済まない、より多角化した対策が望まれる時代と言えるでしょう。
資産としてのダイヤモンドは今まさに世界のセレブの間では常識となっているのです。
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