1)ダイヤモンド自体の安全性や価格の安定性、
2)インフレ率を上回る確実な値上がり、
3)そして今後益々希少となること、
4)更に将来的には流動性を担保する確固とした市場の形成が見込まれること
などから、特に1カラット以上の高品質ダイヤモンドに関しては投資対象として大変に重要なポジションを占めることができるものと思われます。
以下、このことを裏付ける最新のデータなどを紹介します。
繰り返しますが、これまで述べたようなダイヤモンド投資に対する不透明性などの課題に対処するための取り組みが続けられています。
ダイヤモンドの価格指数の作成を加速させ、透明で流動性のある流通市場を設定することがダイヤモンドのための投資需要を刺激するための鍵となります。
では、ダイヤモンド産出の状況はどうでしょうか。
ダイヤモンド原石の生産は2013年に1.3億カラットに達しました。宝石品質のダイヤモンドで研磨された重量は約25万カラットでした
ほぼダイヤモンド原石産出量の20%。 原石の一部55000000から65000000カラット生産は、工業用グレードに分類され、残りの50000000カラットが研磨工程で失われました
研磨された宝石用ダイヤモンドのなかで1カラット以上の大きな石は研磨ダイヤモンドの約10%で非常に稀です
しかし、その価値は研磨ダイヤモンド値の約35%を占めました。3カラット以上の石は更に希少で2%未満となります
主要な高級小売業者は、これらの主な購入者です
特に高い透明度と無色の大きな石は、益々希少であり、入手も困難で値上がりしています。
これら全体の5%に満たない希少ダイヤモンドは過去10年間で150%上昇し、市場全体での価格の成長を歴史的にアウトパフォームしています
1.00から2.99カラットのダイヤモンドは120%増、市場全体では60%値上がりしています。
そして、今後のダイヤモンドの需給を見てみますと明らかに需要が供給を上回ることが予測されています。
これは中国やインドなどの国の需要がこれからも爆発的に増加していくこと、BRICKSなどそれ以外の国やアフリカでも経済の発展により同様なことが起こるであろうことが、今までの経験上十分に予測できるからです。
銀や金、プラチナなどのメタル資源の価格は、非常に乱高下を繰り返してきましたが、ダイヤモンドは常に安定してインフレ率以上の値上がりをしてきました。
投機色の濃いメタル類、投機性はない代わりに確実なリターンを得られるダイヤモンド、といったところでしょうか。
その中でも過去10年間で希少ダイヤモンドは 150%(2.5倍)の値上がりをしているのです。
ここに投資としてのダイヤモンドの魅力があるとは思いませんか?
課題であるダイヤモンド業界が抱える諸々の問題=その価格や流通の透明性や信頼性などを高めることにより、今後ダイヤモンドへの投資を考える人は急速にすそ野を広げて行くことでしょう。
そのための方策は
1)銀行に彼らのビジネスでより多くの自信を与えるために彼らの在庫評価の信頼性や客観性を高めること。
2)報告の透明性を報告し、デビアスがサイトホルダーのグループを選択する際に実施するような国際財務報告基準を採用することによって信頼性を高め、堅実な取引市場を開いていくことができます。
それは、それほど遠い将来とは思えません。業界の健全なる発展の為に、必要なことだからです。
今、様々な障害があるとしても、将来それらの問題が解決される見通しがあるのであれば、投資用に値するダイヤモンドを保有することは、非常に安心で価値のあることと賢明なる読者の方はお気づきのことと思います。
現状では取引市場は閉ざされているようなものですから、短期的な取引によるリターンを得ることは一般の方には至難の業ですが、中長期的な保有によるメリットは大きなものがあるのです。
すでに海外のほとんどの資産家が保有し、今年もサザビーズなどのオークションで記録的な高値で落札されていることは改めてお伝えする必要もないほど、喧伝されています。
Emerald cyt Diamond 100.20 carat D,IF. TypeⅡa |
そしてなんといっても金やプラチナと根本的に異なるのは、その圧倒的な「美しさ」,
そして「携帯性」ですね。