来月(11月)12日に開催されるクリスティズノオークションには、世界最大のオレンジダイヤモンドが出品されます。
大きさは、14.82カラット
カラーは、Fancy Vivid Orange
形は、Pear Modified brilliant cut
予想価格は、 1700~2000万ドル
GIAでも、このように大きいダイヤモンドでこれだけのカラーをもったダイヤモンドは今まで無かった。少なくとも4倍以上の大きさだ、とのコメント。
このオークションには他にも、
*希少な5.09カラットの天然ビルマルビーとダイヤモンドのリング。価格は1600~2800万ドル、など、資産用としてもコレクションとしても超一流な逸品が出品される。
2013年10月30日水曜日
14歳の少女が3.85カラットのカナリアイエローダイヤモンドを発見!
去る10月21日、アメリカ、アーカンサス州の観光用ダイヤモンド公園にて、14歳の少女がゼリービンズほどの大きさの美しいダイヤモンドを採掘した。
掘り出してから僅か2時間のことだったそうです。
3,85carat canary yellow diamond |
発見したときは、
「包みが取れたキャンディーが落ちていた」 と思った、とか。
「神様が、ここを掘りなさいと場所を示し、さあ、ゆっくりと周りを見なさい、と言ってくれたので、私は見つけることが出来たわ」
ダイヤモンドは、"God's Jewel " ,神様の宝石と名づけられました。
少女はその夜は興奮して眠れなかったそうです。将来は指輪にして持っているか、もしも非常に価値があるものなら、大学進学のために使いたい、と言っています。
聞いていても嬉しいほほえましいニュースと思い、ご紹介しました。
因みにこの場所で、今年発見されたダイヤモンドの396個目だそうです。
さすがに広いアメリカですね 。
残念ながら日本ではダイヤモンドは採れません。
JCKnews より
盗難ダイヤモンドに懸賞金~スイス
こんにちは、今日はちょっと興味深いお話です。
少し古い話になりますが、昨年の1月にスイスにおいて非常に希少で素晴らしい品質と当然ながら高価なダイヤモンドが盗まれる、という事件がありました。
1年と10ヶ月が経過した現在も発見されていません。
持ち主は、このダイヤモンドはすでにどこかに販売されている、と固く信じています。
ダイヤモンドの詳細は次の通りです。
Shape : Pear modified brilliant cut
Weight : 17.48 carat
Color : Natural, Fancy Purplish Pink
Clarity : Internally Flawless
GIA Certificate Number: 2125279287
Size : 20.72 x 14.27 x 8.55mm
オーナーは、このダイヤモンドについての現在の正確な情報=どこの誰が持っているかなど=を求めています。
貴重な情報をもたらしてくれた方=個人でも法人でも=には、多額の報酬を支払うことを約束しています。
報酬金額は、1,000,000USドル、いまのレートで9800万円以上です。
いかにこのダイヤモンドが価値あるものかがうかがい知れます。
もしかしてあなたはご存じないですか?
連絡は次のところへどうぞ。
Telephone: +41797235878
email: info@stolenswissdiamond.com
秘密は守られるそうです。
さすが、セレブの国スイスではありませんか!
少し古い話になりますが、昨年の1月にスイスにおいて非常に希少で素晴らしい品質と当然ながら高価なダイヤモンドが盗まれる、という事件がありました。
1年と10ヶ月が経過した現在も発見されていません。
持ち主は、このダイヤモンドはすでにどこかに販売されている、と固く信じています。
ダイヤモンドの詳細は次の通りです。
Shape : Pear modified brilliant cut
Weight : 17.48 carat
Color : Natural, Fancy Purplish Pink
Clarity : Internally Flawless
GIA Certificate Number: 2125279287
Size : 20.72 x 14.27 x 8.55mm
オーナーは、このダイヤモンドについての現在の正確な情報=どこの誰が持っているかなど=を求めています。
貴重な情報をもたらしてくれた方=個人でも法人でも=には、多額の報酬を支払うことを約束しています。
報酬金額は、1,000,000USドル、いまのレートで9800万円以上です。
いかにこのダイヤモンドが価値あるものかがうかがい知れます。
もしかしてあなたはご存じないですか?
連絡は次のところへどうぞ。
Telephone: +41797235878
email: info@stolenswissdiamond.com
秘密は守られるそうです。
さすが、セレブの国スイスではありませんか!
2013年10月29日火曜日
今日の天安門事件から、考えさせられたこと
北京天安門広場に車が突入、炎上し、けが人が多数でた。中国政府は最初は無視しようとしていたが、ネット上や海外のマスメディアでニュースが拡散すると、猛烈な締め付けを開始、あたかも何事も無かったように繕おうとしている。
いつものことである。
中国は、いまや日常的に起こる地方での人民のデモや暴動の抑圧に振り回されている。
「七行で語れる中国の歴史」ではないが、近い将来必ずや今の体制は崩壊するだろう。
党の幹部から高級役人、それの親族や縁戚の企業幹部など、」甘い汁を吸って、巨額の財産を築いた、いわゆる富裕層はそれを見越して海外への資産隠し、投資、家族の海外移住など、早くから行ってきた。
ここにきてその勢いは増すばかりで、海外の有名オークションにおいて、美術品や宝石など怒涛の如く落札していくのは中国人ばかり。そのパワーは、「向かうところ敵なし」といった状況である。
ドルや不動産だけでは不安、究極的には「現物資産」に、という選択は、非常に正しい。
ドルであっても、ただの紙切れになる恐れもある、不動産は持って逃げるわけには行かない。
株などの金融資産は暴落し、紙切れになる恐れがある。
美術品は、割り方一般になじみが多いので、取り付きやすいということで、資産形成の一部ということで人気がある。しかし移動する際には簡単にはいかない。
金も重いので、大量に運ぶことは不可能だ。
究極の資産は、やはり希少ダイヤモンドなどの宝石に尽きる。
そのような結論から、○十億円という希少ダイヤモンドが個人によって買われている。それも中国人によって。
のんびりとしているのは、わが国の資産家。
えっ? 私は海外に預金してあるから大丈夫。ハワイにも不動産があるから大丈夫、金も保有しているから大丈夫。
でも、本当に大丈夫ですか?
いつものことである。
中国は、いまや日常的に起こる地方での人民のデモや暴動の抑圧に振り回されている。
「七行で語れる中国の歴史」ではないが、近い将来必ずや今の体制は崩壊するだろう。
党の幹部から高級役人、それの親族や縁戚の企業幹部など、」甘い汁を吸って、巨額の財産を築いた、いわゆる富裕層はそれを見越して海外への資産隠し、投資、家族の海外移住など、早くから行ってきた。
ここにきてその勢いは増すばかりで、海外の有名オークションにおいて、美術品や宝石など怒涛の如く落札していくのは中国人ばかり。そのパワーは、「向かうところ敵なし」といった状況である。
ドルや不動産だけでは不安、究極的には「現物資産」に、という選択は、非常に正しい。
ドルであっても、ただの紙切れになる恐れもある、不動産は持って逃げるわけには行かない。
株などの金融資産は暴落し、紙切れになる恐れがある。
美術品は、割り方一般になじみが多いので、取り付きやすいということで、資産形成の一部ということで人気がある。しかし移動する際には簡単にはいかない。
金も重いので、大量に運ぶことは不可能だ。
究極の資産は、やはり希少ダイヤモンドなどの宝石に尽きる。
そのような結論から、○十億円という希少ダイヤモンドが個人によって買われている。それも中国人によって。
のんびりとしているのは、わが国の資産家。
えっ? 私は海外に預金してあるから大丈夫。ハワイにも不動産があるから大丈夫、金も保有しているから大丈夫。
でも、本当に大丈夫ですか?
2013年10月23日水曜日
Letseng mine in Lesotho、Africa で採掘されたブルーダイアモンド原石
アフリカにあるレソトという国は、ダイヤモンドを産出しますが、その量はあまり多くはありません。
しかし良質のダイヤモンドが産出する良い鉱脈を持っています。
そのレソトで最近素晴らしい希少ダイヤモンドが発見されました。
12.47カラットのブルーダイヤモンド原石がレソトにあるレツエン鉱山で発見された。
US$750万ドル、カラットあたりの単価は@US603,047ドルの値がついたが、これは鉱山始まって依頼の記録となった。
これ以外にこの鉱山で最近発見されたものとしては、82カラットのホワイトダイヤモンドで、US$
480万ドル、カラットあたりに換算してUS$59,173ドル。
これらが磨かれて市場に出るときには、いったい幾らの値がつくのでしょうか、今から楽しみです。
しかし良質のダイヤモンドが産出する良い鉱脈を持っています。
そのレソトで最近素晴らしい希少ダイヤモンドが発見されました。
12.47カラットのブルーダイヤモンド原石がレソトにあるレツエン鉱山で発見された。
US$750万ドル、カラットあたりの単価は@US603,047ドルの値がついたが、これは鉱山始まって依頼の記録となった。
これ以外にこの鉱山で最近発見されたものとしては、82カラットのホワイトダイヤモンドで、US$
480万ドル、カラットあたりに換算してUS$59,173ドル。
これらが磨かれて市場に出るときには、いったい幾らの値がつくのでしょうか、今から楽しみです。
ダイヤモンド価格最新動向
ファンシーカラーダイヤモンドの価格は、他のダイヤモンドの価格が混迷しているにもかかわらず、上昇しています。
5年ほど前にクラッシュがおきたこともあったが、カラーダイヤモンドの価格は長期的に見て非常に強いものがあります。
この様なことは今に始まったことではないし、現状は更に重大な変化を感じさせます。
なぜなら、限られた供給に対して多くの需要が殺到しているからなのです。
たとえば、ピンクダイヤモンドは1年前に比べて30近い上昇、
ファンシーヴィヴィッドイエローは35%、
少し低いグレード(品質)のものでも10%程度、ブルーに関しては35%も上昇しているのです。
たとえば、アーガイル、リオティントでは2.51カラットのファンシーディープピンクのダイヤモンドに200万ドル(US$)以上の価格がつきました。(日本円換算で1億1789万円)
1カラットあたり797000ドル(日本円@98円として、7800万円/カラット)ということです。
以前も少し触れましたが、アーガイルは世界のピンクダイヤモンドの90%以上を産出しています。しかし、これからの産出は限界に近づいています。新たな鉱脈が出ない限り、やがては枯渇することでしょう。
これらの希少性の高い美しいダイヤモンドは、勿論その希少性から、コレクションとして投資として、その価値を高めてきました。
近年では、 成長著しいアジア、東ヨーロッパや中東などのニューリッチと呼ばれる人たちの強い関心を得て、その価格はうなぎ昇りの勢いとなっています。
サザビーズやクリスティーズなどのオークションにおいても、これら希少ダイヤモンドを高額で競り落としているのは殆どがこの様な新興勢力の人たちです。
ホワイト系のダイヤモンドの価格は、D-カラー、FL=フローレス以外の品質の価格はこれらのブームに乗ることはありませんでした。
需要の低迷によりむしろ5%ほどの値下がりを記録しています。
だからと言って、ファンシーカラーダイヤモンドであればなんでも良い値段がつく、という訳でもありません。
7.59カラットのファンシーヴィヴィッドブルーのダイヤモンドは入札最低価格にすら届かず、落札されませんでした。無論GIAのダイヤモンドレポートが付いているものでした。
評価と実物の”落差”、言うならば、石に力が無かった=輝きや色の見え具合など=ということがその原因でした。
このように、ファンシーカラーダイヤモンドに限らず、ハイエンドのダイヤモンドというものは非常に
微妙なもので恣意的な要素も合わせ持ったものといえましょう。
フォーマルで透明性のある価格決定ルールの欠如などは、新参者や一般の方の前に大きな高い壁となって立ちはだかっています。
(それだけに、経験と深い知識、鑑識眼を持ったプロのコンサルタントの力が必要とされるのです。
オークションの価格が必ず正しい、ということは決してないのです。
世界に2つと無い、希少なダイヤモンドを適正な価格で購入する、そのことは海辺の砂の中から、
一粒のダイヤモンドを探すくらい難しい、といえるかもしれません。
私どもの存在意義はまさにここにあるのです。世界のコレクターや投資家の殆どはGemologisit
Consultantを評価し、活用しているのが現実なのです。 )
今後もファンシーカラーダイヤモンドの価格は強気に前向きに進んでいくことでしょう。
くどいようですが、その理由は、需要が供給を上回っているからです。限られた供給に増えるばかりの需要、これで価格が下がったらそれはおかしいのではないでしょうか?
そしてこのことはは投機ではなく 、消費者の強い需要があるからこそなのです。
消費者は、真に価値のある特別なもの=Somthing special=を捜し求めているのです。
安全で確実な投資としてコレクター、や鑑賞眼のある愛好家は今日も世界のマーケットを注視しているのです。
私が言うまでのことはありませんが、不確実性を増していくこれからの世界経済、国家体制を考えた時、それは決して他人事ではありませんね。
5年ほど前にクラッシュがおきたこともあったが、カラーダイヤモンドの価格は長期的に見て非常に強いものがあります。
この様なことは今に始まったことではないし、現状は更に重大な変化を感じさせます。
なぜなら、限られた供給に対して多くの需要が殺到しているからなのです。
たとえば、ピンクダイヤモンドは1年前に比べて30近い上昇、
ファンシーヴィヴィッドイエローは35%、
少し低いグレード(品質)のものでも10%程度、ブルーに関しては35%も上昇しているのです。
たとえば、アーガイル、リオティントでは2.51カラットのファンシーディープピンクのダイヤモンドに200万ドル(US$)以上の価格がつきました。(日本円換算で1億1789万円)
1カラットあたり797000ドル(日本円@98円として、7800万円/カラット)ということです。
以前も少し触れましたが、アーガイルは世界のピンクダイヤモンドの90%以上を産出しています。しかし、これからの産出は限界に近づいています。新たな鉱脈が出ない限り、やがては枯渇することでしょう。
これらの希少性の高い美しいダイヤモンドは、勿論その希少性から、コレクションとして投資として、その価値を高めてきました。
近年では、 成長著しいアジア、東ヨーロッパや中東などのニューリッチと呼ばれる人たちの強い関心を得て、その価格はうなぎ昇りの勢いとなっています。
サザビーズやクリスティーズなどのオークションにおいても、これら希少ダイヤモンドを高額で競り落としているのは殆どがこの様な新興勢力の人たちです。
ホワイト系のダイヤモンドの価格は、D-カラー、FL=フローレス以外の品質の価格はこれらのブームに乗ることはありませんでした。
需要の低迷によりむしろ5%ほどの値下がりを記録しています。
だからと言って、ファンシーカラーダイヤモンドであればなんでも良い値段がつく、という訳でもありません。
7.59カラットのファンシーヴィヴィッドブルーのダイヤモンドは入札最低価格にすら届かず、落札されませんでした。無論GIAのダイヤモンドレポートが付いているものでした。
評価と実物の”落差”、言うならば、石に力が無かった=輝きや色の見え具合など=ということがその原因でした。
このように、ファンシーカラーダイヤモンドに限らず、ハイエンドのダイヤモンドというものは非常に
微妙なもので恣意的な要素も合わせ持ったものといえましょう。
フォーマルで透明性のある価格決定ルールの欠如などは、新参者や一般の方の前に大きな高い壁となって立ちはだかっています。
(それだけに、経験と深い知識、鑑識眼を持ったプロのコンサルタントの力が必要とされるのです。
オークションの価格が必ず正しい、ということは決してないのです。
世界に2つと無い、希少なダイヤモンドを適正な価格で購入する、そのことは海辺の砂の中から、
一粒のダイヤモンドを探すくらい難しい、といえるかもしれません。
私どもの存在意義はまさにここにあるのです。世界のコレクターや投資家の殆どはGemologisit
Consultantを評価し、活用しているのが現実なのです。 )
今後もファンシーカラーダイヤモンドの価格は強気に前向きに進んでいくことでしょう。
くどいようですが、その理由は、需要が供給を上回っているからです。限られた供給に増えるばかりの需要、これで価格が下がったらそれはおかしいのではないでしょうか?
そしてこのことはは投機ではなく 、消費者の強い需要があるからこそなのです。
消費者は、真に価値のある特別なもの=Somthing special=を捜し求めているのです。
安全で確実な投資としてコレクター、や鑑賞眼のある愛好家は今日も世界のマーケットを注視しているのです。
私が言うまでのことはありませんが、不確実性を増していくこれからの世界経済、国家体制を考えた時、それは決して他人事ではありませんね。
生き続けるダイヤモンドの夢
私たちは多くの理由のためにダイヤモンドを購入するが、最も重要なのはダイモンドが持つ象徴性のためではないでしょうか。
地球上で最も硬く、純粋で、光り輝くダイヤモンドに、人は何か特別な感情をその中に見出すのです。
ダイヤモンドは愛、希望、願望、そして夢を象徴しているのです。私たちは、無意識にそれらを意識している、決して企業の宣伝などによるものだけではない、特別な存在を感じるのです。
かってアメリカは全世界のダイヤモンド消費の50%以上を占めていましたが、今は35%ほどになっています。
そして何と言っても爆発的にその消費を伸ばしているのは中国です。 更に国内消費が解禁されたインドをあわせると近年は世界の消費の20%を優に超えるまでになっています。
中国はこれに加えて、 日本、香港、ヨーロッパなど海外での購入を加えると更に大きなものとなっています。
今後10年以内には、人口と経済発展を考えるとアメリカの市場規模と同等あるいはそれ以上になるでしょう。
ダイヤモンドといえども、市場の経済状況や需給の具合に影響されます。取引において短期的にみれば上がり下がりが常に起きます。一定であるということはありません。
この意味では他の商品取引と同様です。 しかしながら中長期的な需給ファンダメンタルズを考慮したとき、そこには明るい未来=価格が上がっていく=が待っています。
これは、ブライダル市場においてはある意味危険なことかもしれませんが、ハイエンド~超高級品や希少性の高いものなどに関しては、非常に良いことです。
投資あるいは資産としてのダイヤモンドを考えるときに、価格が下落していくものには誰も投資したがらない,価格があがるものに興味があるからです。
今年は大きな金額の希少ダイヤモンドが世界のオークションで落札されました。
ピンクダイヤモンドの最大の産地であるオーストラリア・アーガイルのLIo Tint鉱山もボツボツ産出の限界を迎えようとしています。
ピンクやブルーなどに代表されるファンシーカラーダイヤモンドの新たな産出は殆ど期待できないでしょう。
そのような状況を受け、価格は1年で30%以上も上がってきました。バブルに近いといえるでしょう。
世界のコレクターは、投資のためだけでなく、ダイヤモンドの持つその比類の無い美しさ、希少性、そしてダイヤモンド自体の持つ神秘性に惹かれて、これらのダイヤモンドを入手しようとしています。
価格は短期的な動きは別にして,中長期的上昇し続けることはあれ、下がることは無いでしょう。
なぜならあまりにも希少だからです。
これからも世界の若者はブライダルにおいてのダイヤモンドを夢見、カップルは特別な記念日にふさわしい物としてダイヤモンドを欲するでしょう。
ダイヤモンドの夢は生きつづけるのです。
地球上で最も硬く、純粋で、光り輝くダイヤモンドに、人は何か特別な感情をその中に見出すのです。
ダイヤモンドは愛、希望、願望、そして夢を象徴しているのです。私たちは、無意識にそれらを意識している、決して企業の宣伝などによるものだけではない、特別な存在を感じるのです。
かってアメリカは全世界のダイヤモンド消費の50%以上を占めていましたが、今は35%ほどになっています。
そして何と言っても爆発的にその消費を伸ばしているのは中国です。 更に国内消費が解禁されたインドをあわせると近年は世界の消費の20%を優に超えるまでになっています。
中国はこれに加えて、 日本、香港、ヨーロッパなど海外での購入を加えると更に大きなものとなっています。
今後10年以内には、人口と経済発展を考えるとアメリカの市場規模と同等あるいはそれ以上になるでしょう。
ダイヤモンドといえども、市場の経済状況や需給の具合に影響されます。取引において短期的にみれば上がり下がりが常に起きます。一定であるということはありません。
この意味では他の商品取引と同様です。 しかしながら中長期的な需給ファンダメンタルズを考慮したとき、そこには明るい未来=価格が上がっていく=が待っています。
これは、ブライダル市場においてはある意味危険なことかもしれませんが、ハイエンド~超高級品や希少性の高いものなどに関しては、非常に良いことです。
投資あるいは資産としてのダイヤモンドを考えるときに、価格が下落していくものには誰も投資したがらない,価格があがるものに興味があるからです。
今年は大きな金額の希少ダイヤモンドが世界のオークションで落札されました。
ピンクダイヤモンドの最大の産地であるオーストラリア・アーガイルのLIo Tint鉱山もボツボツ産出の限界を迎えようとしています。
ピンクやブルーなどに代表されるファンシーカラーダイヤモンドの新たな産出は殆ど期待できないでしょう。
そのような状況を受け、価格は1年で30%以上も上がってきました。バブルに近いといえるでしょう。
世界のコレクターは、投資のためだけでなく、ダイヤモンドの持つその比類の無い美しさ、希少性、そしてダイヤモンド自体の持つ神秘性に惹かれて、これらのダイヤモンドを入手しようとしています。
価格は短期的な動きは別にして,中長期的上昇し続けることはあれ、下がることは無いでしょう。
なぜならあまりにも希少だからです。
これからも世界の若者はブライダルにおいてのダイヤモンドを夢見、カップルは特別な記念日にふさわしい物としてダイヤモンドを欲するでしょう。
ダイヤモンドの夢は生きつづけるのです。
ボーンハムオークション in NY
去る10月17日にニューヨークのボーンハムオークションにて行われた入札は好調に終了したようだ。
何と言っても、エキサイティングだったのは、5.85カラット、オーバルカットカシミールサファイアとダイヤの指輪で、電話入札合戦が熱を帯び、最終的な価格は見積もり価格の4倍以上のUS$461000ドになった。
また、ダイヤモンドは洋ナシの形をしたナチュラル・ファンシーライトピンクのダイヤモンド(写真8.06カラット)がUS389000ドルの値をつけました。
また、8.45カラットのダイヤモンド、プラチナ、US293000ドルで落札されるなど、オークションの総額は、$ 6.3M(630万ドル)を達成した,と発表された。
希少ダイヤモンドは、今後殆ど新たな産出が期待できない。価格は急速に上がっていくばかりです。
何と言っても、エキサイティングだったのは、5.85カラット、オーバルカットカシミールサファイアとダイヤの指輪で、電話入札合戦が熱を帯び、最終的な価格は見積もり価格の4倍以上のUS$461000ドになった。
また、ダイヤモンドは洋ナシの形をしたナチュラル・ファンシーライトピンクのダイヤモンド(写真8.06カラット)がUS389000ドルの値をつけました。
また、8.45カラットのダイヤモンド、プラチナ、US293000ドルで落札されるなど、オークションの総額は、$ 6.3M(630万ドル)を達成した,と発表された。
希少ダイヤモンドは、今後殆ど新たな産出が期待できない。価格は急速に上がっていくばかりです。
ダイヤが土星に1000万トン?
きょうは夢のあるお話です。
CNNニュースの記事によると、米国の研究チームが9日、デンバーで開かれた米天文学会惑星部会でそんな発表を行った、とのこと。
以下、抄訳をご紹介しましょう。
「土星、木星、海王星、そして天王星は、ガスの奥底深くにダイヤモンドが眠っているかもしれない。
ウィスコンシン大学マディソン校の研究者らが、惑星の気温と圧力に関する観測データなどを集めて計算した結果、土星と木星にも可能性があることが分かった。
発表者の1人、モナ・デリトスキ氏によれば、「密度はやや高いかもしれないが、この地球のダイヤモンドとほとんど変わらないだろう。私たちが見慣れているのと同じように透き通った宝石のはずだ」
土星と木星の核にあるダイヤは「溶けた」状態かもしれないが、海王星と天王星には固形のダイヤがありそうだという。大きさは手のひらほどのものもあり、土星には最大で1000万トンのダイヤが存在し得る」
なんということでしょう。
わたしは以前より個人の願いとして、月にも発見できないか、と思っていたのですが、少し遠いかもしれませんが、未来のある時点でこのダイヤモンドが発見されるのを想像するだけで、わくわくしてきます。
何ですって?ダイヤモンドなんかなんの役に立つのかって、おっしゃっるのですか?
ダイヤモンドはあらゆる分野で使用されており、現代の科学技術や私たちの生活にとって無くてはならない物質なのです。決して宝石用ダイヤモンドが全てではないのです。宝石用になるのは、ほんの一部分、極くわずかなのです。
CNNニュースの記事によると、米国の研究チームが9日、デンバーで開かれた米天文学会惑星部会でそんな発表を行った、とのこと。
以下、抄訳をご紹介しましょう。
「土星、木星、海王星、そして天王星は、ガスの奥底深くにダイヤモンドが眠っているかもしれない。
ウィスコンシン大学マディソン校の研究者らが、惑星の気温と圧力に関する観測データなどを集めて計算した結果、土星と木星にも可能性があることが分かった。
発表者の1人、モナ・デリトスキ氏によれば、「密度はやや高いかもしれないが、この地球のダイヤモンドとほとんど変わらないだろう。私たちが見慣れているのと同じように透き通った宝石のはずだ」
土星と木星の核にあるダイヤは「溶けた」状態かもしれないが、海王星と天王星には固形のダイヤがありそうだという。大きさは手のひらほどのものもあり、土星には最大で1000万トンのダイヤが存在し得る」
なんということでしょう。
わたしは以前より個人の願いとして、月にも発見できないか、と思っていたのですが、少し遠いかもしれませんが、未来のある時点でこのダイヤモンドが発見されるのを想像するだけで、わくわくしてきます。
何ですって?ダイヤモンドなんかなんの役に立つのかって、おっしゃっるのですか?
ダイヤモンドはあらゆる分野で使用されており、現代の科学技術や私たちの生活にとって無くてはならない物質なのです。決して宝石用ダイヤモンドが全てではないのです。宝石用になるのは、ほんの一部分、極くわずかなのです。
2013年10月19日土曜日
"Diamond is a girl's best friend!"~ダイヤモンド産地
以前、別のブログに書いた記事を転載します。
"Diamond is a girl's best friend!"とマリリンモンローが歌いましたが、古来ダイヤモンドは人々を魅了し、富や権威の象徴として、まさにSomthing special,それは今も変わりません。
ではいったいダイヤモンドはどこで産出しているのか?比較的新しいデータ(2010年)による世界のダイヤモンド産地を調べてみました。
1位 Rusiann Federation
2位 Bottswana
3位 Congo Democratic Republic
4位 Canada
5位 Australia
6位 South Africa
7位 Zimbabwe
8位 Angola
9位 Nambia
以下、Siera Leone, Congo Republic, Lesotho, Tanzania,などと続きますが、1位から7位までで世界の産出の殆どを占めているようです。
有名なDeBeersも、South Africaから Bottswanaに本拠を移しているように、産地も様変わりしています。
1カラットあたりの単価が高い=高品質=のは、LesothoやLiberiaなどですが、産出量は僅かです。
高品質のダイヤモンドは益々希少性を増し、価格も上がるばかりです。とにかく奪い合いのような状況。
歴史上値下がりしたことのない、希少性のあるダイヤモンド、何より確実な資産として、その人気は高まるばかりですね。
まあ、一般人にはいったいどこの話?といったところでしょうか・・・。
取引額の大きい国といえば、1位 ヨーロッパ圏(ベルギー、イギリスなど)のように原石取引の長い歴史とインフラを持っているところを別にすれば、
2位 India
3位 Rusia
4位 UAE
5位 Israel
6位 China
などがダントツに大きな額の取引をしています。
なんとなく世界の今の経済の傾向が垣間見られるようで興味深いものがあります。
象徴するかのように日本はリストのどこにも影も形もありません。ちょっと淋しいですね。
がっくりしたところで、夢のような世界を覗けるBLOGをご紹介しましょう。
マリリンモンロー初めアンジェリーナ・ジョリー、などハリウッドスターの素敵なジュエリーを見ることができますよ。
http://celebjewelry.blog37.fc2.com/
美しいものを見て、ひととき癒されてください(そんなもので癒されるかって?でも誰が見ても美しいものは美しいのです、お金が無くても夢を見たって良いのでは・・・)。
"Diamond is a girl's best friend!"とマリリンモンローが歌いましたが、古来ダイヤモンドは人々を魅了し、富や権威の象徴として、まさにSomthing special,それは今も変わりません。
ではいったいダイヤモンドはどこで産出しているのか?比較的新しいデータ(2010年)による世界のダイヤモンド産地を調べてみました。
1位 Rusiann Federation
2位 Bottswana
3位 Congo Democratic Republic
4位 Canada
5位 Australia
6位 South Africa
7位 Zimbabwe
8位 Angola
9位 Nambia
以下、Siera Leone, Congo Republic, Lesotho, Tanzania,などと続きますが、1位から7位までで世界の産出の殆どを占めているようです。
有名なDeBeersも、South Africaから Bottswanaに本拠を移しているように、産地も様変わりしています。
1カラットあたりの単価が高い=高品質=のは、LesothoやLiberiaなどですが、産出量は僅かです。
高品質のダイヤモンドは益々希少性を増し、価格も上がるばかりです。とにかく奪い合いのような状況。
歴史上値下がりしたことのない、希少性のあるダイヤモンド、何より確実な資産として、その人気は高まるばかりですね。
まあ、一般人にはいったいどこの話?といったところでしょうか・・・。
取引額の大きい国といえば、1位 ヨーロッパ圏(ベルギー、イギリスなど)のように原石取引の長い歴史とインフラを持っているところを別にすれば、
2位 India
3位 Rusia
4位 UAE
5位 Israel
6位 China
などがダントツに大きな額の取引をしています。
なんとなく世界の今の経済の傾向が垣間見られるようで興味深いものがあります。
象徴するかのように日本はリストのどこにも影も形もありません。ちょっと淋しいですね。
がっくりしたところで、夢のような世界を覗けるBLOGをご紹介しましょう。
マリリンモンロー初めアンジェリーナ・ジョリー、などハリウッドスターの素敵なジュエリーを見ることができますよ。
http://celebjewelry.blog37.fc2.com/
美しいものを見て、ひととき癒されてください(そんなもので癒されるかって?でも誰が見ても美しいものは美しいのです、お金が無くても夢を見たって良いのでは・・・)。
ダイヤモンドの品質評価
GIA=Gemological Institute of America=においては宝飾用ダイヤモンドの品質を評価するには、いわゆる”4C”というものを使い、この方法は非常に科学的、客観性があるために世界中で最も広く使われ、認知されています。
今日は、すでにご存知かもしれませんが、そのことについて書いてみましょう。
4Cとは、
1)CRAT カラット・・・・・・・・重さをあらわします。 1ct(カラット)=0.2gです。
大きさではありません。でもダイヤモンドの質量はどれでも同じですから、カラッと数が大きくなればサイズも大きくなりますね。
2)COLOR カラー・・・・・・・・・色の程度を評価します。
完全に無色から始まり、黄色にいたる過程を、アルファベットのDから始めて、Zまで23段階に区分します。
D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z という具合です。
*無色から黄色及びブラウン以外のカラーについては、ファンシーカラーの分野で評価の尺度がありますが、このことについてはまた後日にいたします。
3)CLARITY クラリティー・・・・透明度の尺度です。
この場合は、ダイヤモンドの外部及び内部に含まれる不純物や割れ、欠け等の程度を10ないし11段階で評価します。
Flawrless
Internaly Flawless (略してIFとも言います)
VVS1
VVS2
VS1
VS2
SI1
SI2
I1
I2
I3
となります。
ダイヤモンド内部や外部に、傷や不純物が含まれると、輝きに影響しますので、それらの欠陥を称してクラリティというのですね。
4)CUT カット・・・・・・・・・・・・ダイヤモンドの形のことと思いますが、そういうことではありません。
ちなみにダイヤモンドのカットした形は、最も代表的なものとして、
Round Brilliant
Emerald
Oval
Pear Shape
Princess
などにも工夫を凝らした様々な形=Shape=があります。
しかし、ここで評価するのは、これらの形=Shape=がどれかということではないのです。
たとえば、Round Brilliantに磨かれたダイヤモンドがあるとします。
ここで、評価するのは、
1)プロポーション
2)シンメトリー
3)ポリッシュ
の3つの要素について評価をするのです。
1)のプロポーションは、形がきちんと整っているか、細大に輝くための比率や角度はどうか、などを評価します。
2)のシンメトリーは、相対する面の対称性は整っているか、各々の面の形や接点、接触ポイントは、ずれていないか、などをチェックします。
3)ポリッシュ=磨きの仕上がり具合。磨き残しが無いか、最大に輝くように、鏡面のごとく完璧に磨かれているか、などをチェックして評価します。
シンメトリーが整うと完璧になってくると、よく眼にするHeart & Allow(ハートアンドアロー)などと呼ばれる反射が見られます。
評価は、EXcellent、Very Good、Good どと評価します。
日本では、先ほどの1)~3)の全てが、EXcellentと評価された場合は、Triple Excellent=トリプル エクセレント=といったりします。
トリプルエクセレントでハートアンドアローといえば、素晴らしいカットのダイヤモンドということになるわけです。
この品質評価は、
A)全て熟練したプロが、鑑定評価用に設定された部屋で、
B)決められた波長の照明を使用し、
C)信頼できる重量計(ダイヤモンド秤)を使用し、
D)宝石用の10倍のルーペ及び宝石用顕微鏡を使用し、
E)評価用に鑑定された色のマスターストーン(標準石=ダイヤモンド)を使用して行うのです。
以上、ごく簡単に”4C”について説明しましたが、ダイヤモンドの品質=価値は本当にこの”4C”だけで決まるものなのでしょうか?
このことは、昔からプロの世界では疑問視されてきた問題でもありました。
たとえば、同じ1カラット(1.00ct)のラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが2個あったとします。仮にA、Bとします。
A,Bは大きさも同じ、他のカット、カラー、クラリティも同じとします。
しかし、熟練したプロの目には、この2つのダイヤモンドはどうしても同じようには見えない、としたら
どうでしょうか?
2つを比べた場合、明らかにA はBよりも光り輝いて見える、眼に入ってくる光が違うのが分かるのです。
いったいなにが原因でこんなことが起きるのでしょうか。
以前、産出されるダイヤモンドの殆どは工業用にしか適さない品質のもので、わずか数%のものしか宝石用としての品質を満たす物はない、といいいました。
また、産地によっては非常に高品質のものが採れるマイン=鉱山と、その逆のマインがあります。
大きな原石が採れるところと小さなものしか採れないところなど、それぞれ特色があるのです。
従って、高品質なダイヤモンドが取れるところのダイヤモンドと、低品質のダイヤモンドが多く取れるところのダイヤモンドでは、おのずと基本的な石の生い立ちとも言うべきものが違います。
様々な要素が複合して、4Cの評価は同じでも、輝き=私たちは、このことに関しては、”力”といったりします。力がある、こちらは力がない、あるいは石(ダイヤモンド)のたち=性質=が、良い、よくない、という風に=が異なって見えてしまうのです。
(GIAでは、この様な面も研究考慮しています)。
GIAの評価ではD、Flawless,Very good 何だけれど、いまひとつ魅力が無い、というようなときに。この石は力がない、などというのですね。
ダイヤモンドに限らず、宝石はやはり実物を観なければ、その魅力や品質は完全には分かりません。
世の中、素人に毛が生えたような人が、巷の鑑定書などをたよりに商売しているのを多く知っています。特に物品税が無くなって以降はめちゃくちゃで、現在に至ってしまいました。
単に、色がDだから、クラリティがVVS1だから、という、記載された結果だけで判断し、自分の眼で
その石の本当の実力=魅力、評価=などを見極める技術も無く、取引というか消費者に販売している業者が多いのは悲しい現実です。
結局は、悪貨が良貨を駆逐してしまうことになるのです。
これから結婚される方、アニバーサリーや記念にダイヤモンドの購入を考えておられる方は、どうか、沢山のお店で沢山のダイヤモンドを見せてもらい、話を聞き、価格も比較して、最後はご自分が最も納得できるお店から購入するようにお勧めします。
一流ブランドだから、安いからとか、色々な先入観や思い込み、宣伝にくれぐれも惑わされないことです。
なぜなら、やはりダイヤモンドは”特別なもの”なのですから。
今日は、すでにご存知かもしれませんが、そのことについて書いてみましょう。
4Cとは、
1)CRAT カラット・・・・・・・・重さをあらわします。 1ct(カラット)=0.2gです。
大きさではありません。でもダイヤモンドの質量はどれでも同じですから、カラッと数が大きくなればサイズも大きくなりますね。
2)COLOR カラー・・・・・・・・・色の程度を評価します。
完全に無色から始まり、黄色にいたる過程を、アルファベットのDから始めて、Zまで23段階に区分します。
D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z という具合です。
*無色から黄色及びブラウン以外のカラーについては、ファンシーカラーの分野で評価の尺度がありますが、このことについてはまた後日にいたします。
3)CLARITY クラリティー・・・・透明度の尺度です。
この場合は、ダイヤモンドの外部及び内部に含まれる不純物や割れ、欠け等の程度を10ないし11段階で評価します。
Flawrless
Internaly Flawless (略してIFとも言います)
VVS1
VVS2
VS1
VS2
SI1
SI2
I1
I2
I3
となります。
ダイヤモンド内部や外部に、傷や不純物が含まれると、輝きに影響しますので、それらの欠陥を称してクラリティというのですね。
4)CUT カット・・・・・・・・・・・・ダイヤモンドの形のことと思いますが、そういうことではありません。
ちなみにダイヤモンドのカットした形は、最も代表的なものとして、
Round Brilliant
Emerald
Oval
Pear Shape
Princess
などにも工夫を凝らした様々な形=Shape=があります。
しかし、ここで評価するのは、これらの形=Shape=がどれかということではないのです。
たとえば、Round Brilliantに磨かれたダイヤモンドがあるとします。
ここで、評価するのは、
1)プロポーション
2)シンメトリー
3)ポリッシュ
の3つの要素について評価をするのです。
1)のプロポーションは、形がきちんと整っているか、細大に輝くための比率や角度はどうか、などを評価します。
2)のシンメトリーは、相対する面の対称性は整っているか、各々の面の形や接点、接触ポイントは、ずれていないか、などをチェックします。
3)ポリッシュ=磨きの仕上がり具合。磨き残しが無いか、最大に輝くように、鏡面のごとく完璧に磨かれているか、などをチェックして評価します。
シンメトリーが整うと完璧になってくると、よく眼にするHeart & Allow(ハートアンドアロー)などと呼ばれる反射が見られます。
評価は、EXcellent、Very Good、Good どと評価します。
日本では、先ほどの1)~3)の全てが、EXcellentと評価された場合は、Triple Excellent=トリプル エクセレント=といったりします。
トリプルエクセレントでハートアンドアローといえば、素晴らしいカットのダイヤモンドということになるわけです。
この品質評価は、
A)全て熟練したプロが、鑑定評価用に設定された部屋で、
B)決められた波長の照明を使用し、
C)信頼できる重量計(ダイヤモンド秤)を使用し、
D)宝石用の10倍のルーペ及び宝石用顕微鏡を使用し、
E)評価用に鑑定された色のマスターストーン(標準石=ダイヤモンド)を使用して行うのです。
by Smithonian Musium |
以上、ごく簡単に”4C”について説明しましたが、ダイヤモンドの品質=価値は本当にこの”4C”だけで決まるものなのでしょうか?
このことは、昔からプロの世界では疑問視されてきた問題でもありました。
たとえば、同じ1カラット(1.00ct)のラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが2個あったとします。仮にA、Bとします。
A,Bは大きさも同じ、他のカット、カラー、クラリティも同じとします。
しかし、熟練したプロの目には、この2つのダイヤモンドはどうしても同じようには見えない、としたら
どうでしょうか?
2つを比べた場合、明らかにA はBよりも光り輝いて見える、眼に入ってくる光が違うのが分かるのです。
いったいなにが原因でこんなことが起きるのでしょうか。
以前、産出されるダイヤモンドの殆どは工業用にしか適さない品質のもので、わずか数%のものしか宝石用としての品質を満たす物はない、といいいました。
また、産地によっては非常に高品質のものが採れるマイン=鉱山と、その逆のマインがあります。
大きな原石が採れるところと小さなものしか採れないところなど、それぞれ特色があるのです。
従って、高品質なダイヤモンドが取れるところのダイヤモンドと、低品質のダイヤモンドが多く取れるところのダイヤモンドでは、おのずと基本的な石の生い立ちとも言うべきものが違います。
様々な要素が複合して、4Cの評価は同じでも、輝き=私たちは、このことに関しては、”力”といったりします。力がある、こちらは力がない、あるいは石(ダイヤモンド)のたち=性質=が、良い、よくない、という風に=が異なって見えてしまうのです。
(GIAでは、この様な面も研究考慮しています)。
GIAの評価ではD、Flawless,Very good 何だけれど、いまひとつ魅力が無い、というようなときに。この石は力がない、などというのですね。
ダイヤモンドに限らず、宝石はやはり実物を観なければ、その魅力や品質は完全には分かりません。
世の中、素人に毛が生えたような人が、巷の鑑定書などをたよりに商売しているのを多く知っています。特に物品税が無くなって以降はめちゃくちゃで、現在に至ってしまいました。
単に、色がDだから、クラリティがVVS1だから、という、記載された結果だけで判断し、自分の眼で
その石の本当の実力=魅力、評価=などを見極める技術も無く、取引というか消費者に販売している業者が多いのは悲しい現実です。
結局は、悪貨が良貨を駆逐してしまうことになるのです。
これから結婚される方、アニバーサリーや記念にダイヤモンドの購入を考えておられる方は、どうか、沢山のお店で沢山のダイヤモンドを見せてもらい、話を聞き、価格も比較して、最後はご自分が最も納得できるお店から購入するようにお勧めします。
一流ブランドだから、安いからとか、色々な先入観や思い込み、宣伝にくれぐれも惑わされないことです。
なぜなら、やはりダイヤモンドは”特別なもの”なのですから。
2013年10月17日木曜日
「いつやるの?」、「今でしょう!」
今日のニュースで、アメリカの財務問題は来年2月までの借り入れについて引き上げる、という形で何とかデフォルトの状況になることを回避した。
オバマ大統領の強い決意が勝利したという見方も出来る。
共和党は本来が大企業を地盤としているが、ティーパーティのメンバーは中小企業であり、彼らはオバマの保険改革には絶対に賛同できない。共和党よりも大事なことであり、彼らが反対している政策が通るくらいなら、共和党のことなどどうでも良い、くらいの気持ちでいる。
結局は、共和党は何も出来なかったに等しいし、2月以降もオバマの進める医療改革に対して有効な反対手段をとることも出来ないだろう。
そして、アメリカはギリシャなどとは違い、支払いが出来ないというような形のデフォルトを起こすことは当面無いだろう。 勿論膨大な債務は益々増えていくだろうけれど・・・。
いまは、何と言っても中国の状況を注視していく必要がある。
とにかく、北朝鮮のこともあり、東アジア、極東アジアの状況は今後益々緊迫したものになるのではないか。日本はどうなるのか、今からでも遅くはない、一人ひとりが自衛の手段を講じておくべきだと思います。
ではそれは「いつやるの?」、「いまでしょう!」
オバマ大統領の強い決意が勝利したという見方も出来る。
共和党は本来が大企業を地盤としているが、ティーパーティのメンバーは中小企業であり、彼らはオバマの保険改革には絶対に賛同できない。共和党よりも大事なことであり、彼らが反対している政策が通るくらいなら、共和党のことなどどうでも良い、くらいの気持ちでいる。
結局は、共和党は何も出来なかったに等しいし、2月以降もオバマの進める医療改革に対して有効な反対手段をとることも出来ないだろう。
そして、アメリカはギリシャなどとは違い、支払いが出来ないというような形のデフォルトを起こすことは当面無いだろう。 勿論膨大な債務は益々増えていくだろうけれど・・・。
いまは、何と言っても中国の状況を注視していく必要がある。
とにかく、北朝鮮のこともあり、東アジア、極東アジアの状況は今後益々緊迫したものになるのではないか。日本はどうなるのか、今からでも遅くはない、一人ひとりが自衛の手段を講じておくべきだと思います。
ではそれは「いつやるの?」、「いまでしょう!」
2013年10月16日水曜日
プロの目の厳しさ
15日開かれたクリスティーズのオークションで、入札価格100万ドル以上を予想されるダイヤモンドが複数出品されましたが、思うような価格の高騰はなく終わったようです。
何が原因か、といえば、やはりその品質にあったようです。
幾ら希少性があるとはいえ、やはりプロの目は厳しい物があります。
厳しい経済予測しかない現在、資産としての真に価値あるものには、惜しみなく資金を出すが、それから外れたものには、平常より余計厳しい評価がされるということかも知れません。
熟練のプロは一目見ただけで、その石の持つ欠陥や長所など様々な要因を見抜くことが可能です。
鑑別鑑定は、公正な評価を第3者である鑑定機関により大部分の要素を裏付けるための手段なのです。
その石の魅力などが充分に反映しきれたものではないのです。
やはり宝石は実物を観ないと本当の評価をすることは出来ませんね。
希少ダイヤモンドの購入~ジェモロジスト・コンサルタントの存在
欧米では、鉱物収集や宝石の研磨などが日本に比べて非常に盛んで、古くからの歴史があります。
また、美術品の収集と同様に宝石(ジュエリーを含む)の収集は、特権階級である「貴族や富豪」のひとつのたしなみと言ってよいほどでした。
収集家にとっては、それは自らのステータスを誇示するものであると同時に、見識や趣味の高さを表すものであり、“いざというときの備え”にもなったのです。
そういった人たちのコレクションは、やがて美術館に寄贈されたり、自らが建築した美術館などで展示され、人類の遺産になっています。
(日本でも昔の財閥や、創業者などの傑出した人は、多くの遺産を残し、未だに私たちの生活を豊かにしてくれています。)
そのような長い歴史を持つ欧米に比して、日本ではまだまだ宝石のコレクションを個人で本格的にされるという習慣は根付いていません。
学術的な面での研究機関によるサンプル石の収集や、個人が自分のおしゃれ用に一般の市場から購入したささやかなコレクションといった程度です。
欧米では、先に述べたように宝石に対する一般の関心やその裾野が非常に広いため、一般の方が枠や飾りがついていない宝石(専門用語では、「裸石」とか「ルース」という)を売買したりすることが多く、アンティークジュエリーなども、人気が高いようです。
また、サザビーズやクリスティーズなどに代表されるオークションや一般の人にも解放される「ジェム・ミネラルショー」などの場で購買するということも普通です。
そのような時に、必要なサービスを行うために生まれたのがジェモロジスト・コンサルタント「Gemologist Consultant」と呼ばれる専門家です。
ジェモロジスト・コンサルタントは、売り手の言葉を信じた結果、値打ち以上の高い買い物をしたり、粗悪品をつかまされたり、品質表示の偽装をされたり、様々なトラブルに巻き込まれないよう、適切なアドバイスを行います。
必要に応じて信頼できる鑑定や鑑別機関を紹介します。
特に、オークションなどでは歴史に名を残すような逸品が出品されたり、非常に希少性の高い宝石が競りにかけられることがあります。
こういうときこそジェモロジスト・コンサルタントの出番なのです。
それではこの「ジェモロジスト・コンサルタント」についてお話します。
多くのジェモロジスト・コンサルタントはアメリカのGemological
Institute of America 通称GIAと呼ばれる宝石の専門機関によるGraduate Gemologist(略称GG)とよばれる資格あるいはイギリスのFGAとよばれる資格を持ち、かつ業界での経験を豊富に持った専門家が殆どです。
専門知識だけではなく、多くの実務の経験を経て、業界や流通、そして価格などについて精通しているのが、ジェモロジスト・コンサルタントと呼ばれる専門家なのです。
Gemologist Consultant
ジェモロジスト・コンサルタントは、売買には直接タッチすることはありません。
ジェモロジスト・コンサルタントの役目は
1)
客観的な立場で、
2)
専門的な見地、
3)
プロの目で消費者のために
4)
品質の確認、真偽、価格の妥当性
5)
資産性の高い希少な宝石
などについて有益なアドバイスを行うことです。
美術品や骨董品を日頃あまり縁のない一般の方が買おうと思っても、さて何を基準にし、どこを見て、どこから購入すれば良いのか、価格は本当にリーズナブルな物なのだろうか、
価値があるだろうか、本物?、騙されないだろうか、など大きな不安が付きまといますね。
宝石でも同じことが言えるのです。
一般の方にはなじみが無くとも、宝石の世界には、品質や素材に対してのきちんとした基準があり、「適切な市場価格」というものが存在します。
たとえば、それほど高価な物でなくても、デパートなどで絵や洋服、ジュエリーなどを買うときには、大抵一人では行きませんね。
家族あるいは友人などと行き、お店の方の話も聞き、色々相談しながら購入すると思います。要するに自分以外の人からの意見を参考にして、「最後には自分が決定する」ということが多いのではないでしょうか。
「希少ダイヤモンド」の資産としての価値は確かに非常に高いし、安全性についても過去の歴史が証明していることは分かります。
しかし、宝石の専門家でもないし、鑑別する眼も持たないし、どこで入手すればよいのかも分からない、ましてその価値はどうなのか、ということに関しては、判断の基準も分からないのが普通です。
資産に値するダイヤモンドの特質
1)品質が不変
2)携帯に優れている
3)宝飾用ダイヤモンドは世界中のダイヤモンド産出量のうち、2~4%程度しか
産出しない
2)携帯に優れている
3)宝飾用ダイヤモンドは世界中のダイヤモンド産出量のうち、2~4%程度しか
産出しない
4)そのなかで高品またはファンシーカラーと呼ばれる希少性の高いダイヤモンド
更に殆ど産出しない。
更に殆ど産出しない。
出会えることは奇跡に近い
5)国際流通性が高い。取引の決済はUS&ベースと決まっている。
従ってどの国においても価格の判断が明確である。
5)国際流通性が高い。取引の決済はUS&ベースと決まっている。
従ってどの国においても価格の判断が明確である。
6)秘匿性が高い。
7)
過去に暴騰こそすれ暴落したことはない。
などの理由から、「資産保全として金地金以上のメリット」を持っているのです。
だからこそ、「ジェモロジスト・コンサルタント」という存在が必要とされるのです。
高価な美術品や骨董品をオークションで買おうとするとき、現物を見たり、出所を調べたり、専門家のアドバイスを求めたりしますね。
希少ダイヤモンドを買うときも全く同様なのです。
私どもが現物の確認、調査、そして価格の評価などを全てお手伝いすることにより、判断の基準が明確になります。だから安心して購買するか否かの結論を出すことが出来るのです。最後に決めるのはご本人しかありません。
私どもは、購買のお手伝いをするだけ、直接売買に関わることは致しません。公正さを保つためです。そのことこそが信頼の証であるわけですから・・・。
ニューヨークダイヤモンド取引所 |
テルアヴィブダイヤモンド取引所内部 |
ジェモロジスト・コンサルタントの業務
1)オークションでの売買に関する支援
2)マーケットでの買い付け及び売却支援
3)品質などの確認・国際的に評価されている信頼でき る鑑定書の取得支援
4)
海外・国内ジュエリー&ミネラルショーなどへの視 察同行
5 買い付け代行
6)顧客に対しての必要な情報の提供
が主たる内容となります。詳細については個々にご相談を受け付けていますので、ご連絡ください。
資産としてのダイヤモンドは、投機ではありません。短いスパンで儲かるというようなものではありません。しかし、「最も安全な投資」といえましょう。そしてそれは将来に備えての備えでもあり、いずれは子孫や人類に対しての遺産になるのです。
最後に世界最大のダイヤモンド”カリナン”をご紹介しましょう。
中国バブル崩壊が近い?
中国政府=影の銀行の規模を発表
中国政府の社会科学院は10月9日、中国経済における「影の銀行(シャドーバンキング)」の規模が20.5兆元(約328兆円)に達し ている可能性があることを明らかにしている。この数字は日本のバブル崩壊や米国のリーマンショックにおける過剰融資の水準を上回っている、いつバブルが崩壊し てもおかしくない。
中国の現状は日米両国よりもさらに悪い。GDPに対する融資総額 (シャドーバンキングを含む)の比率は2.5倍に達している。バブルが崩壊した当時の日本や、リーマンショック当時の米国について、中国と同じ条件で計算すると融資総額はGDPの1.5~1.7倍程度 になる。中国はいつバブルが崩壊してもおかしくないことになる、と述べている。
中国の富裕層が世界のオークションなどで現物を買い漁っているのもうなずける話ではないでしょうか。
そして中国政府はいま金地金を大量に売却する動きもしている。
幸いアメリカのデフォルトは回避しそうだが、火種は残ったままだ。
世界はいまやどんどん未知の領域に進んでいる。
中国政府の社会科学院は10月9日、中国経済における「影の銀行(シャドーバンキング)」の規模が20.5兆元(約328兆円)に達し ている可能性があることを明らかにしている。この数字は日本のバブル崩壊や米国のリーマンショックにおける過剰融資の水準を上回っている、いつバブルが崩壊し てもおかしくない。
中国の現状は日米両国よりもさらに悪い。GDPに対する融資総額 (シャドーバンキングを含む)の比率は2.5倍に達している。バブルが崩壊した当時の日本や、リーマンショック当時の米国について、中国と同じ条件で計算すると融資総額はGDPの1.5~1.7倍程度 になる。中国はいつバブルが崩壊してもおかしくないことになる、と述べている。
中国の富裕層が世界のオークションなどで現物を買い漁っているのもうなずける話ではないでしょうか。
そして中国政府はいま金地金を大量に売却する動きもしている。
幸いアメリカのデフォルトは回避しそうだが、火種は残ったままだ。
世界はいまやどんどん未知の領域に進んでいる。
2013年10月15日火曜日
過去50年間のファンシーカラーダイヤモンド価格の推移
ダイヤモンドの中でも希少性の高いファンシーカラーダイヤモンド。中でもブルー、ピンクなどは非常に高価な価値を持つ。
最も希少性の高いものは、ルビーのようなレッドカラーダイヤモンドで、世界中にあるレッドカラーダイヤモンドはその数を数えられるほどの量しか存在しない。
従って、良質なファンシーカラーダイヤモンドはその希少性から価格は非常なスピードであがってきた。
今回ご紹介するグラフは、(Histrical Diamond price 1960 to 2010 source by Ajediam)1960年から
2010年までの50年間の1カラット当たりの取引価格の推移を表したグラフです。
価格は、マーケットプライス(取引価格)であり、1カラットあたりの価格です。
1960年にUS$2700/@caratだったものは2010年にはUS$25000/@caratとなっています。
およそ9倍以上になっています。
これらはいわゆる一般市場に出回る比較的小粒なサイズのものであり、2カラット、3カラットそしてそれ以上の大きさのダイヤモンドの価格はこの様な値上がりとは比較できないほど、高騰しているのです。
しかも50年間の間、値上がりこそすれ値下がりしたのは、ほんの僅か、それも2回ほどにしか過ぎません。
数年前に売り出された左の写真のD-color,Flawless, 100ct with GIA certificateのUS$2000万ドルのダイヤモンド
最も希少性の高いものは、ルビーのようなレッドカラーダイヤモンドで、世界中にあるレッドカラーダイヤモンドはその数を数えられるほどの量しか存在しない。
従って、良質なファンシーカラーダイヤモンドはその希少性から価格は非常なスピードであがってきた。
今回ご紹介するグラフは、(Histrical Diamond price 1960 to 2010 source by Ajediam)1960年から
2010年までの50年間の1カラット当たりの取引価格の推移を表したグラフです。
価格は、マーケットプライス(取引価格)であり、1カラットあたりの価格です。
1960年にUS$2700/@caratだったものは2010年にはUS$25000/@caratとなっています。
およそ9倍以上になっています。
これらはいわゆる一般市場に出回る比較的小粒なサイズのものであり、2カラット、3カラットそしてそれ以上の大きさのダイヤモンドの価格はこの様な値上がりとは比較できないほど、高騰しているのです。
しかも50年間の間、値上がりこそすれ値下がりしたのは、ほんの僅か、それも2回ほどにしか過ぎません。
数年前に売り出された左の写真のD-color,Flawless, 100ct with GIA certificateのUS$2000万ドルのダイヤモンド
現在、オークションに出たらいったい幾らで落札されるのでしょうか?
日本での金価格はこの50年間でおよそ7倍以上になりましたが、その間、暴騰暴落を繰り返しています。
現在も、アメリカの財務問題のみでなく、世界中が金融不安の渦中にあり、保有している金を売却して、自国の財務状態を何とか健全に保とうとする動きがあります。そうなると金の価格は再び暴落することになるでしょう。
この様な動きを察して、中国の富裕層などはいち早く株や不動産から手を引き、手持ちの資金も現物への転換を図っています。ダイヤモンドに限らず、美術品、骨董品などの逸品物は、益々世界的に品薄状態になっているのです。
2013年10月14日月曜日
史上最高額のピンクスターダイヤモンド、オークション迫る!
アメリカのデフォルト問題
いよいよ3日を残すことになったアメリカのデフォルト問題。
ここに来て共和党支持者のティーパーティは一段と強硬さを増し、デフォルトも辞さぬ、変節する議員は選挙で落選させるぞ、と圧力を強めています。
オバマ大統領も一歩も引かぬ姿勢をみせ、事態はこう着状態、このままデフォルトが現実問題となるのか、いま世界は固唾を呑んで見守っている。
日本はアメリカの国債を中国に次いで2番目に多く保有している、その額は1兆2000億ドルを超えている。デフォルトがおきれば、金融機関のみならず、世界経済は破綻するのは間違いなく、今その瀬戸際にきている。
日本の富裕層も、休みが早く明けないか、やきもきしているのではないだろうか?
不安定な状況の世界経済、この様なときこそ現物の重要性が見直されている。
預金も証券もデリバティヴも何の役に立たないときが、来ないと誰が言い切れるのか。
*写真と本文はなんら関係はありません。
ここに来て共和党支持者のティーパーティは一段と強硬さを増し、デフォルトも辞さぬ、変節する議員は選挙で落選させるぞ、と圧力を強めています。
オバマ大統領も一歩も引かぬ姿勢をみせ、事態はこう着状態、このままデフォルトが現実問題となるのか、いま世界は固唾を呑んで見守っている。
日本はアメリカの国債を中国に次いで2番目に多く保有している、その額は1兆2000億ドルを超えている。デフォルトがおきれば、金融機関のみならず、世界経済は破綻するのは間違いなく、今その瀬戸際にきている。
日本の富裕層も、休みが早く明けないか、やきもきしているのではないだろうか?
不安定な状況の世界経済、この様なときこそ現物の重要性が見直されている。
預金も証券もデリバティヴも何の役に立たないときが、来ないと誰が言い切れるのか。
*写真と本文はなんら関係はありません。
2013年10月10日木曜日
何故いまダイヤモンドなのか?
標題の話に移る前に、今の世界で起きていることを考えて見ましょう
現在問題となっているアメリカのデフォルト、危うかったギリシャやスペイン、中国の地下銀行~いわゆるシャドーバンク問題、そして過去にあった銀行の預金封鎖(日本では1946年)、など、世界の多くの資産家は、先を争うように現物への投資にかたむいている。
海外の不動産、絵画や骨董などの美術品、金(GOLD)の備蓄など、より安全で確実なものへとマネーは動いています。
日本でも例外ではありません。国内の不動産、株、預金など日本円建ての資産が、ある日全く役に立たなくなる、あるいは紙くず同然の価値に下落する日が来ないといえるでしょうか?
中国の富裕層を見てみましょう。
彼らは中国という「国」自体を信頼していませんし、勿論中国元への信頼は殆ど無いに等しいと考えています。ですから、現在の世界情勢を見る限り、また今後の体制の変化を考えるとき、自分たちの資産を最大限守るために何をしているか・・・。
家族はアメリカやカナダに住まわせる。住宅を購入する。その他投資用不動産を購入する。海外で出産し、その国の国籍を得る。永住権を得る。香港などで元をUSドルに代え、密かに海外へ持ち出す。GOLDや美術品などをオークションなどで競り落とし、とにかく現物資産を増やす、ということをしています。そのため、オークションなどでの落札価格はうなぎのぼりになり、更に品不足という状況にまでなっています。
この記事をお読みになっている方は富裕層の方が多いと思います。なぜなら私の分野である資産用ダイヤモンドなどというのは、そのような方でなければ必要な物ではないからです。
今年に入り、サザビーズやクリスティーズに代表される有名なオークションで日本円に換算して30億、40億円という希少ダイヤモンドが落札されました。いずれも至上最高の値段がつきました、そして11月には60億円以上の落札が予定されています。最初にオークションに出たときの恐らく5倍以上の価格でしょう。この様な超レアなダイヤモンドでなくても価格は上がる一方です。なぜならその希少価値は高まることはあれ、下がることは無いからです。そのことは過去からの価格変動を見れば一目瞭然としています。
希少性、携帯性、秘匿性、国際流通性、不変性(耐久性も含め)など、高品質あるいは希少性のあるファンシーカラーダイヤモンドはいまや、富裕層にとって欠かすことのできないポートフォリオの手段となっているのです。
私は、希少性のある資産としてふさわしいダイヤモンドの購入のコンサルティングと必要なサポートを行っています、非常に専門的で技術と知識そして経験とネットワークを必要とされる仕事でもあります。簡単にあるものではないからこそ、その価値が高いわけですから、当然のことなのですが。
このブログではこれからダイヤモンドのこと、それに関連する世界情勢など有益な情報を発信していこうと考えています。
現在問題となっているアメリカのデフォルト、危うかったギリシャやスペイン、中国の地下銀行~いわゆるシャドーバンク問題、そして過去にあった銀行の預金封鎖(日本では1946年)、など、世界の多くの資産家は、先を争うように現物への投資にかたむいている。
海外の不動産、絵画や骨董などの美術品、金(GOLD)の備蓄など、より安全で確実なものへとマネーは動いています。
日本でも例外ではありません。国内の不動産、株、預金など日本円建ての資産が、ある日全く役に立たなくなる、あるいは紙くず同然の価値に下落する日が来ないといえるでしょうか?
中国の富裕層を見てみましょう。
彼らは中国という「国」自体を信頼していませんし、勿論中国元への信頼は殆ど無いに等しいと考えています。ですから、現在の世界情勢を見る限り、また今後の体制の変化を考えるとき、自分たちの資産を最大限守るために何をしているか・・・。
家族はアメリカやカナダに住まわせる。住宅を購入する。その他投資用不動産を購入する。海外で出産し、その国の国籍を得る。永住権を得る。香港などで元をUSドルに代え、密かに海外へ持ち出す。GOLDや美術品などをオークションなどで競り落とし、とにかく現物資産を増やす、ということをしています。そのため、オークションなどでの落札価格はうなぎのぼりになり、更に品不足という状況にまでなっています。
Smithonian museum "HOPE DIAMOND" |
この記事をお読みになっている方は富裕層の方が多いと思います。なぜなら私の分野である資産用ダイヤモンドなどというのは、そのような方でなければ必要な物ではないからです。
今年に入り、サザビーズやクリスティーズに代表される有名なオークションで日本円に換算して30億、40億円という希少ダイヤモンドが落札されました。いずれも至上最高の値段がつきました、そして11月には60億円以上の落札が予定されています。最初にオークションに出たときの恐らく5倍以上の価格でしょう。この様な超レアなダイヤモンドでなくても価格は上がる一方です。なぜならその希少価値は高まることはあれ、下がることは無いからです。そのことは過去からの価格変動を見れば一目瞭然としています。
希少性、携帯性、秘匿性、国際流通性、不変性(耐久性も含め)など、高品質あるいは希少性のあるファンシーカラーダイヤモンドはいまや、富裕層にとって欠かすことのできないポートフォリオの手段となっているのです。
私は、希少性のある資産としてふさわしいダイヤモンドの購入のコンサルティングと必要なサポートを行っています、非常に専門的で技術と知識そして経験とネットワークを必要とされる仕事でもあります。簡単にあるものではないからこそ、その価値が高いわけですから、当然のことなのですが。
このブログではこれからダイヤモンドのこと、それに関連する世界情勢など有益な情報を発信していこうと考えています。
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