最も希少性の高いものは、ルビーのようなレッドカラーダイヤモンドで、世界中にあるレッドカラーダイヤモンドはその数を数えられるほどの量しか存在しない。
従って、良質なファンシーカラーダイヤモンドはその希少性から価格は非常なスピードであがってきた。
今回ご紹介するグラフは、(Histrical Diamond price 1960 to 2010 source by Ajediam)1960年から
2010年までの50年間の1カラット当たりの取引価格の推移を表したグラフです。
価格は、マーケットプライス(取引価格)であり、1カラットあたりの価格です。
1960年にUS$2700/@caratだったものは2010年にはUS$25000/@caratとなっています。
およそ9倍以上になっています。
これらはいわゆる一般市場に出回る比較的小粒なサイズのものであり、2カラット、3カラットそしてそれ以上の大きさのダイヤモンドの価格はこの様な値上がりとは比較できないほど、高騰しているのです。
しかも50年間の間、値上がりこそすれ値下がりしたのは、ほんの僅か、それも2回ほどにしか過ぎません。
数年前に売り出された左の写真のD-color,Flawless, 100ct with GIA certificateのUS$2000万ドルのダイヤモンド
現在、オークションに出たらいったい幾らで落札されるのでしょうか?
日本での金価格はこの50年間でおよそ7倍以上になりましたが、その間、暴騰暴落を繰り返しています。
現在も、アメリカの財務問題のみでなく、世界中が金融不安の渦中にあり、保有している金を売却して、自国の財務状態を何とか健全に保とうとする動きがあります。そうなると金の価格は再び暴落することになるでしょう。
この様な動きを察して、中国の富裕層などはいち早く株や不動産から手を引き、手持ちの資金も現物への転換を図っています。ダイヤモンドに限らず、美術品、骨董品などの逸品物は、益々世界的に品薄状態になっているのです。
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